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イタリア料理教室「トレパンケ」と真の生パスタ「トレパンケ・プリモ」の日常、レッスンの裏話などをご紹介するブログです

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ブロードとお出汁
Ciao!

二学期が順調にスタートすると 毎日のお弁当作りがありますので
今夜は遅くなったからカレーとかパスタとか そういう食事では翌朝大変な事になります
家でもイタリア料理ばかり、、、ということはもちろんなく
普段は一般的な日本の家庭料理が中心です

私の「今」にもつながる事かもしれませんが
いったいなぜこんな仕事に係わることになったのか?
もちろん「好き」というのが一番の理由ですが、
おばあちゃん仕込みの味覚が少なからず影響しているのではないかと思うのです 
上品で(笑)ちょっとハイカラなおばあちゃんでしたよ
当時自宅に毎週自宅エステのように美容部員さんがお手入れに来られていたし
髪は週に2回美容院へ行き、決して家では洗わない
周囲の誰より先にラベンダー色にヘアカラーもしてたし
高校生の時は飲みに行ってみたい私の保護者になって着物に毛皮で同伴してくれたりもしました
全く世間を知らない少女みたいな所があるかと思えばけっこうダイナミックでおもしろい人♪
お肉が苦手で えび、タコ、大好き
活き海老やさんなんてのが御用ききによく来ていて 遊びに行くと裏口までテンテンと続く水跡をみては、今日はえびだ☆と喜んだものでした
おばあちゃんがすり鉢でする時はいつも手で持ったり交代したり
さとうを入れて味見、味噌を入れて味見、お出汁を入れて味見、
その度に よく連れていかれたご贔屓店の味と比べては
「うん、上等!」とか「今日はちょっと甘かったね。」とか言って舌を出して首をすくめます
ですから私にとっての家庭の味は ほとんどお料理やさんの味です
昔の思い出はいつも「おいしいお出汁料理」の記憶とともにあります

昨日少し京都の食文化とイタリアのそれとの共通点が多いのでは、と書きましたが
それは私が少しばかりカジッているからであって
実はどこの料理も食材に地方性があるだけで、基本概念は変わらないのではないかと思ったりもするんですけどね

まずはブロード!
イタリア料理、特にリストランテのお料理にブロードは欠かせません
それが家庭料理になり、それも少量使いだとたいてい白ワインで代用されてしまいます
京料理も昆布と鰹でひいたお出汁を使いますし、
この場合も家庭での少量使いの時は日本酒になったりします
でも断然 ブロードやお出汁を使った方が美味しくできますよね
わが家の冷蔵庫にも昆布と鰹で引いたお出汁が必ず常備してあり
これさえあれば、ちゃちゃっとおかずはできます

例えば昨日、、、
とりあえずいつも買っている固豆腐を崩して、茹でた人参、レンコン、しめじなどあり合わせでひろうすを作り、八方だしで煮物一品。
 〜お出汁とは関係ないですが、我が家はただ食べる豆腐より固豆腐がある方がおかずに転身可能なのでとりあえず買っています。
 ほぼ水切り完了しているので便利ですよ!〜
ほうれん草の胡麻和えや、きゅうりとタコの酢の物などにも少量加えるだけで上品な優しい味になりますし。
今朝のお弁当には、、、
必ず毎日入れる出し巻卵
前日にバターしょうゆ焼きしたイカの残りのゲソがあったので 濃いめの八方だしでさっと煮 
じゃがいもとお揚げさんだって薄い八方だしで煮るととってもおいしいし
おじゃこやひじきの炊込みご飯にもなくてはならないものです
こうして私を通して子供は日々食べた事のないひいおばあちゃんの味で育っている事になりますし
おそらく私はもっとずっと以前の祖先の味を脈々と作っているであろうことは 大変意味深いことです
そう考えればやっぱり 地域性を意識しなくとも自然と受け継がれていることは どこの地域も同様でしょう


基礎クラスのレッスンではブロードが登場するのは ズッパやリゾットが顔を出す秋冬が多かったのですが
料理テクニックもおいしさもスキルアップする意味でも
ワインではなくもっとリストランテ的なブロードのちょこっと使いの大切さをご紹介していきたいと思います
簡単料理も大好きですが、手間をいとわない料理にこそ
受け継がれるだけの魂と慈愛を持っているのではないかと思うのでした  完。

長文をいつも最後までおつきあいいただきありがとうございます!!



、、、さて 
今日も食卓がおしゃべりになるお料理 始めましょうか



posted by trepanche | 10:11 | その他 | comments(0) | trackbacks(0) |
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